みんな人の視線が気になってる

こんにちは!音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者の野元麻美です。
ここ最近、私は色んな演奏者の方にインタビューをしています。3つのシンプルな質問です。

Q1 音楽をする上で、あなたのお困り事・お悩みはなんでしょうか?
Q2 その問題がすべて解決したとしたら、どんな風に音楽をするのが理想ですが?
Q3 演奏のパフォーマンス向上のために、レッスン以外でどんなサービスがあればいいと思いますか?というもの。

少しずつみなさんの回答が集まってきているんですが、Q1の回答で今のところ一番多いのが「とにかく人の目が気になるのをどうにかしたい!」でした。もう、ダントツです。

どう思われてるか気になる

私も長い間そうでした。

自分の演奏はどう思われているだろうか
バカにされないかな私の音って汚くないかな
お客さんからクレームがきたらどうしよう

そんな風に人の目を気にしつつ、ドキドキそわそわしながら広がり続ける嫌な妄想!(笑)とにかくビビりまくる自分のお世話が大変で、演奏どころではありませんでした。なぜ、人の評価ばかりが気になるのかという部分は、実は人それぞれに根っこが違います。例えば、

失敗が許されない家庭環境で育った
幼いころに通っていたレッスンの先生が厳しかった
上手くいかない自分は愛されないと勘違いした

など。それぞれに最初のきっかけがあります。詳しい解決法はカウンセリングしてみないとなんとも言えないのですが、今日は私がどうやって人の目が気にならなくなったかをお話ししますね。

私の克服方法

まず、私は人の評価ばかりを気にする自分がとってもダサくてかっこ悪いと思っていました。嫌いでした。なぜなら、演奏者たるもの過度な緊張をせずに堂々と演奏をすることが「正しい」と思っていたからです。だから、そこからはみ出ている自分に全力で×をつけていました。そして強がっていました。そうすることで、どんどん自分を追いつめてしまい弱い自分を外に出すタイミングを失っていったんです。(辛かった〜!苦笑)緊張している自分、ドキドキしてわけわかんなくなる自分、かっこわるい自分ぜーんぶ自分なのに、受け入れられなかったんです。自分はできるはず!と思いすぎていたし、すごく自意識過剰だったなと思います。
そこで、私は人前で恥をかいても大丈夫!と信じてみることにしました。恥をかいてバカにされてもいい!嫌われてもいい!と腹をくくったんです。そうすることで、不思議と人前でミスをすることを許可できるようになりました。もちろん、すぐはできませんでしたが、じんわり少しずつ自分に浸透していき気持ちが楽になっていったんです。自分のことを自分で許可できたことで少しずつ心が緩み、

「なーんだちょっとくらい間違えたって大丈夫じゃん!」
「てゆーか間違いばっかり気にするのってナンセンス!」

と思えるようになったんです。緊張することがあっても以前よりすごく気楽だし「緊張」という体の反応が嫌じゃなくなりました。他人の目を気にしすぎて緊張する自分を嫌いじゃなくなったんです。

他人の目が気になる方は「恥をかいてもいい」「演奏に失敗して嫌われてもいい」「バカにされてもいい」と腹をくくって演奏してみてください。見える世界が変わってきますよ!何かの参考になれば幸いです。最後までお読みくださってありがとうございました。