こんにちは。音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者の野元麻美です。今回は、イメージした理想の演奏に近づく方法をお話ししたいと思います。

ポイントは「現在地を知る」こと

まずは、理想をしっかりとイメージしましょう。そして、自分の今の状況をよーく見つめてほしいと思います。自分の演奏や音楽活動をどう思っていますか?ここで、ちょっとワークをしてみましょう♪

「私の今の演奏は○○○です。」
「私の今の音楽活動は○○○です。」

この○○○部分に入る言葉は、何が思いつくでしょうか。思いつく限りいくつでも書き出してみてください。普段、音を出しながら何気なく感じていることでも、文字にしてみると再確認することができますよね。私だったら

「私の今の演奏は繊細です」
「私の今の演奏はまじめです」
「私の今の演奏は抑揚があまりついてません」
「私の今の演奏は正確です」
「私の今の演奏はミスタッチが多いです」
「私の今の音楽活動は中途半端です」

でしょうか。うーーん。なんか、ネガティブなものが多いですね。笑

自分の「今」を全肯定

こうやってワークをしてみると、ポジティブな言葉とネガティブな言葉が混ざると思います。今日一番お伝えしたいことは、そのどちらも全肯定してあげることが理想の演奏への1歩だということです。今の自分を否定している限り、理想に近づくことはできません。今の自分を「とりあえず、これで良し!今はこれで100点!」としてあげることが何よりも大切です。

先のゴールや理想ばかりを追いかけて、今の自分を見てあげない人がとっても多いです。以前の私もそうでした。私の場合はワークで出てきた言葉を使って

「私の演奏は、繊細でまじめで正確で、抑揚がついてなくてミスタッチも多いし、なんだか音楽活動も中途半端だけど、今はこれで合格だ!わたし、よくやってるな!」

という風に全肯定します。(ざわざわする〜笑)

今の頑張りを自分でねぎらって労わってあげるんです。もし、周りからはそう見えてなくても、自分が自分のことをそう思っているなら、一度オールOKにしてください。今の自分のことを自分が認めてあげると、それだけでとっても心が軽くなりますよ

魔法の言葉

心の中の劣等感を減らして、理想の演奏へ近づく言葉をご紹介します。

「でこぼこの私の演奏が最高に素晴らしい」

です。何回も呟いてみてくださいね!