こんにちは!音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者 野元麻美です。今回は、人前で演奏する時の緊張をどうやってコントロールすればいいか、簡単にできるマインドセット法をお伝えします。ぜひ本番の時に実践してみてださいね!

緊張の原因になる「演奏する時のべき思考」を減らそう

演奏をするときは聞いてる人を喜ばせたいと思いますよね。それは自然なことですし、人の笑顔って本当に嬉しい気持ちになるものです。
プロとして出張演奏などで活動をしてる方は、依頼してくださった方の期待に応えよう!と思うのが自然だと思います。

しかし、この気持ちが強くなりすぎると自分が苦しくなってしまうんです。人を喜ばせなけなければ!人の期待にこたえなければ!という気持ちで心が一杯になると、いつも練習できている演奏ができなくなることもあります。プレッシャーに気持ちが押し負けてしまい、演奏のコントロールがとても難しくなるからです。

心の中の「しっかり演奏するべき」「完璧に演奏せねばならない」などのあなただけのルールを減らすことが、緊張のコントールにつながります。

ではここで簡単なワークをしてみましょう♪これは、私が行っている演奏メンタルレッスンでも、必ずやっているワークです。時間を見つけてノートに書き出してみてください♪


**********
<ワーク>
演奏とは「〇〇するべき」の〇〇には何が入りそうですか?

(例)
完璧に演奏するべき
しっかり演奏するべき
聞いている人を喜ばせるべき など

**********

あなたの心にある「マイルール」の数が多いほど、本番で緊張してしまう可能性が高くなります。『人の期待には応えなくてもいい。私は私のままで素直に演奏していいんだ』と思って、一つずつルールを手放していきましょう!

人前で演奏するときの緊張が大きくなるのを防ぐ

先ほどのワークで出てきたあなたの「べき・ねば」の思考がなぜ緊張につながるのかというと、失敗が許されない状況にあるからです。

例えば「人の期待に演奏で応えなければならない」と思っていたとします。この「人」というのはお客さんだけとは限りません。レッスンをしてくれている先生、応援してくれる友達や家族仕事を依頼してくれたなども当てはまります。

これはいわゆる「他人軸」
自分の演奏のいい、悪いの判断の基準を自分の外に置いている状態です。

ずっとこれを続けていると、演奏してもなぜか満足感がなく、心にどこかぽっかり穴が開いているような感じになります。そんな気分になったこと、ありませんか?
演奏はあなたのためにやることです。

『まずは自分が楽しもう。私はこのままで演奏を楽しんでいい』

と思ってみてくださいね!

自分の心をコントロールして演奏の緊張をほぐす

いつでもどんなときも、基準は自分です。期待に応えなければ!人を喜ばせなければ!と頑張るのではなく、『私の演奏で、喜んでもらえたらいいな~』くらいの軽い気持ちの方が、自分の演奏がブレずにあなたらしい演奏ができるようになります。

あなたがどんな演奏をしたいか、どんな風に奏でたいかが一番大事

そして雑に自分を否定することなく、どうせ私は素晴らしいという前提で音楽に向き合ってみてください♪そうすれば、舞台の上での恐怖心も少なくなって演奏を楽しめるようになってきますよ!

\あわせて読みたい/

緊張をコントロールしたい方へおすすめ動画

ついつい自分のことよりも人を優先して、周りからの期待に応えようと頑張りすぎてしまう方には、好評発売中のこちらの動画がとてもおすすめです。
ご購入後、すぐスマホでもご覧いただくことができます。ぜひご覧ください♪(画像をクリックするとショップが開きます)




随時無料のオンライン相談をお受けしております。趣味で楽器をされている方も大歓迎です。どなたでもお気軽にご予約ください♪