こんにちは!音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者の野元麻美です。今回は、演奏を失敗したショックを癒す方法をお伝えします。
本番で演奏を失敗してしまったら・・
カウンセリングにお申し込みくださる方の多くは、過去に苦い演奏経験を持ってらっしゃいます。
・本番中に止まってしまった
・人前で演奏した時に笑われた
・本番中に手が震えて楽器を落としてしまった
・演奏している時に頭が真っ白になってしまった
などなど・・考えただけで怖くなって体がかたくなってしまいそうですね。あなたはそんな経験ありませんか?
クライアントさんの中には、
「あの時の経験がショックすぎて、しばらく人前で弾くのをやめているんです」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。私も20年以上音楽の仕事をしていますので、お気持ちはとてもよくわかります。
あんな経験したくない!と誰だって思いますよね。できればもう忘れてしまいたい!次に進みたい!と思うようなショックな体験でも、しっかり向き合うと癒すことができます。思い出すたびに「うわー。やだなー」という気持ちになってても大丈夫。今日は普段演奏メンタルレッスンでもお伝えしてる簡単な方法をお伝えしますね!
次の本番で演奏を失敗しないために
手順①本番で演奏を失敗した事実を受け入れる
本番で演奏を失敗してしたら、自分を責めずに事実だけを受け入れましょう。思い通りにいかなかったという事実だけをゴクン!と丸呑みする感じです。
緊張してた
体調悪かった
楽器の調子がよくなかった
など、失敗してしまったのはいろんな理由があると思うんですが、それはひとまず置いておいて。
今回の演奏はうまくいったところと、うまくいかなかったところがあった。という事実を真正面から受け入れてみてください。感情と事実を分けてノートの書くと、冷静になれるのでお勧めです。
例えば、発表会で失敗してしまったことがショックだとします。
何度も練習して、気合いを入れて臨んだ発表会。失敗してしまったら、そりゃー 誰だってショックですよね。当たり前ですがショックを受けるということは正常なことです。あなたの気持ちが弱いとかそういうことではなく、それでいいんです。今の自分を受け入れることで次に進むことができます。
手順②演奏を失敗した自分の今の気持ちを声に出して言う
次は、ちゃんと声に出して気持ちを言いましょう。
今までたくさん練習してきたのにー
失敗しちゃって悔しいー
悲しいー
恥ずかしかったー
などなど、気持ちを外に出してあげることが大事。
この時、自分を責めるような言葉は言わないでくださいね。車の中など、人気のないところで叫ぶのもいいですし、友達に聞いてもらうのもOK。ノートなどに書き込むのもいいとは思いますが、できれば「声」に出して自分の耳で聞くのがおすすめです。
すぐに元気になろうとしなくても大丈夫!また、何年か前のことをずっと引きずっていたとしても大丈夫。いつからでも間に合います。1人で乗り越えるのは難しい・・そう感じる時はぜひ私にお手伝いさせてくださいね。過去の体験を癒すのには、イメージワークがとても効果的。ぜひ一度ご相談ください。
本番で演奏を失敗した瞬間を思い出してしまう理由
演奏時間って数分間のことが多いと思いますが、そのたった数分間の出来事が今になってもズーンと心の中に残っているのは、その時の「感情」をまだしっかり感じきれていないから。あなたの中で「終わり」がきていないからです。
ミスしたり上手く演奏できなかったりするとショック状態になりますよね。
いっぱい練習してきたのにー
こんなはずじゃなかったのにー
最悪ー
穴があったら入りたい・・
先生に申し訳ない恥ずかしい・・
など、いろんな感情がごちゃまぜになることでしょう。私は失敗するとよく放心状態になっていました。笑
ショックなことがあると、人の心は自分を守るために無意識にその時の感情を【瞬間冷凍】することがあります。そうすると、瞬間冷凍された感情は何年経っても心の中に残ったまま。それをしっかり感じ切ってあげたら、ちゃんとその出来事に「終わり」がきて次のステージへ進めるんです。
過去の本番の失敗は乗り越えられる!
私も数々の失敗体験があります。先生から「絶対受かる」と言われていたコンクール予選で超ボロボロになって落選したり、緊張しすぎて頭が真っ白になり楽器の「ド」がわからなくなったり・・。笑
自分ひとりで乗り越えるよりも誰かに手伝ってもらった方が、傷はずっと早く癒えます。初めての方は無料相談がありますので、あの時の失敗がまだ心の中に残ってる・・という方は、お気軽にお申し込みくださいね!
\ わたしがお話をお聞きます/
野元麻美
Mami Nomoto
音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者
あるできごとをきっかけに心理カウンセリングを受け、効果を実感したことから、心理カウンセラーとしての専門知識を習得。
2017年より「悩んでいる人をひとりにしない」をコンセプトに、音楽家専門の心理カウンセラーとして活動している。カウンセリング手法は、“心屋リセットカウンセリング”。一人ひとりに寄り添い、お悩みや困りごとの根本原因を見つけて積極的に解消に導いている。
「自分の演奏に自信がもてない」「演奏中に人の目が気になって集中できない」「音楽が大好きなはずなのに、演奏するがつらい」など、全国の悩める音楽家のみなさまより心理カウンセリングのお申し込みをいただいている。
オンライングループレッスンtuttiでのあだ名は、「マミー」。
経歴
History
- 幼少期からピアノ、打楽器、バイオリンなど複数の楽器演奏を習う。
- 中学から吹奏楽部に入部。高校は吹奏楽部強豪校で全国大会へ出場。
- 平成音楽大学にて特待生として打楽器演奏を学ぶ。
- 音楽療法士第一種取得。
- 大学在学中から演奏活動を開始。これまで幼稚園や小中学校、百貨店、病院、野外イベントなどで1000回以上、演奏を披露している。
- 高校や大学の音楽家にて、打楽器奏法と室内楽の授業を担当。
- 心屋塾のカウンセリングスクール(マスターコース)を経て、心屋認定カウンセラーとして活動している。
- 音楽家のためのオンライングループレッスン「tutti」主宰。