練習しなきゃいけないけどやる気が起きない・・

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こんにちは。音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者の野元麻美です。
音楽をやっている皆さん!

「練習しなきゃいけない曲がある・・」
「あーもうすぐ合わせだな・・」
「明日レッスンだから楽器吹かなきゃいけないけどやる気が起きな〜い!」

そんな状況になって、気持ちがぐるぐるして困る。そんな経験ありませんか?私は、30年以上の音楽人生の中で、何百回もありました。(いや、何千回かな・・)あまりテンションが上がらないし、なんか調子出ないな〜〜〜という時、どうやって乗り越えたら良いのでしょうか。

今回は、過去のクライアントさんにもお伝えしてきたやる気が出ない時の乗り越え方をお伝えします!

 

 

やる気が出ない時の対処法

先に結論から言ってしまうと、無理に今すぐやる気を出そうとしない!というのが対処法です。

いやいや・・
やる気を出す方法を知りたいのにそれはないでしょ・・

そう思われたかもしれませんね。笑

でもこれって本当に大事です。なぜこれをやってほしいかというと、やる気が出せないなと悩んでいる時は、やる気を出すことができない自分、モヤモヤしている自分を責めていることが多いからなんです。

人間だから、誰でも気分や体調の「波」があって当然。それでいいんです。それで大丈夫。今すぐ自分にやる気を出させようとしないでください。あなたは今まで人の何倍も頑張ってやってきたのではないでしょうか。やる気がない時だってあっていいんです。練習があまり好きではなくてやる気が出ないという場合も、そんな自分を嫌わないでください。

「ああ、今日はやる気出ないな〜」と感じたら、無理やり調子を上げようとせず「よし!今日は練習をしない!」とスパッと諦めるのもいいですし、楽器の音や振動を味わいたければ5分〜10分くらいただ音を出して味わう時間を過ごしてもいいですよね。

そして、もう一つ大事なポイントをお伝えします。普段から、次のやる気を補充しておく方法があるんです。それは、「普段から自分を認めて褒めておくこと」。

やる気が落ちないようにするには

 

あなたは普段、練習している時に自分を褒めていますか?これ、とても重要なんです。

例えば、演奏している時に

「なんでこんなこともできないんだろう・・」
「先生に言われたことまだできてない」
「下手だな〜〜私。最悪。」

などなど、冷たくて厳しい言葉ばっかりをかけていないでしょうか。

自分の言葉だとしても、そのような自己否定の言葉は無意識に自分を傷つけます。誰だって、一生懸命やっているところを否定されたくありませんよね。もし「普段から自分に厳しすぎるかもな・・」と思ったら、今日からは徹底的に自分を褒めてあげてください。あなたの演奏はもうすでに受け入れられているし、認められています。どうせ私の演奏なんか・・と思わなくて大丈夫。

「今の音いいね!」「すごくよく弾けてる!」など、自分を絶賛しながら普段から練習してみてください。ちょっと笑っちゃうくらい「自我絶賛」してくださいね。エネルギーが湧いてきますよ!

やる気のコントロールはできるようになる

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昨日クライアントさんから「自分で自分を褒められるようになった!」とご報告をいただきました。この管楽器奏者さん、久しぶりに楽器を吹いた時はいつも調子が悪く、「いつになったら元の調子に戻るんだろう・・」と嘆いていたそうなのですが、今は感情が揺れることがなく演奏に集中できるようになったとのこと。こんな風に毎回自分の味方になってあげられたら最高。

メンタルレッスンを受けるとこんな風に「あ!私変わってる!」と、ふと瞬間が訪れます。こんなご報告をいただくのがとっても幸せです^^

自分がやる気が落ちる時はどういう時なのか、記録をつけてみるのもおすすめです。あなたもぜひ普段から自分を認めて褒めることで、やる気のコントロールをしてみてくださいね!





野元麻美
Mami Nomoto

音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者

あるできごとをきっかけに心理カウンセリングを受け、効果を実感したことから、心理カウンセラーとしての専門知識を習得。
2017年より「悩んでいる人をひとりにしない」をコンセプトに、音楽家専門の心理カウンセラーとして活動している。カウンセリング手法は、“心屋リセットカウンセリング”。一人ひとりに寄り添い、お悩みや困りごとの根本原因を見つけて積極的に解消に導いている。
「自分の演奏に自信がもてない」「演奏中に人の目が気になって集中できない」「音楽が大好きなはずなのに、演奏するがつらい」など、全国の悩める音楽家のみなさまより心理カウンセリングのお申し込みをいただいている。
オンライングループレッスンtuttiでのあだ名は、「マミー」。