演奏中に人の目が気になる

人前で演奏する時、
聞いている人からどう思われているかが気になって
演奏に集中できません。

どうすればいいでしょうか?」



こういったご相談をよくいただきます。


一人で練習している時はできていることが
人前になるとできなくなる・・


演奏中、心の中は完全にパニックで、
「早く終わってほしい!」
と思ってしまう



など。
せっかくたくさん練習したのに、
大事な本番でこうなってしまうのは本当に悔しいですよね。


私も、このタイプでしたので
悔しい気持ちは本当によくわかります。
特に繊細すぎる気質(HSP)を持っている方は
この個性に苦労することもありますよね。

そんな経験をすると、
そのあとしばらく気分が晴れない・・
やる気が起きない・・
そんな方もいらっしゃると思います。

今回は、


人の目が気になってしまう音楽家さんが
落ち着いて演奏できるヒント


をお伝えします!

演奏中人の目が気になる時にまずやってほしい3つのこと

1 本当は自分が何を怖がっているのか知る

あなたは、なぜ人の目が気になるのでしょうか。
考えてみたことがありますか?


自分の演奏を聞いた人に、
なんて思われそうで怖いですか?
なんて言われそうで怖いですか?

自分が本当に怖がっていることを知ることは
堂々と演奏をするためのヒントになります。

「思ったより下手じゃん・・」
「調子に乗ってる」
こんな風に思われてるかもしれない・・
怖いよ〜

と想像力豊かな私たちは
ついつい必要のないストーリーを考えてしまいがちですよね。

他にも

上手く演奏しないと嫌われてしまうんじゃないか・・
仲間が離れていってしまうんじゃないか・・

そんな風に感じる方もいらっしゃると思います。



演奏を聞いた人がどう感じるかというのは、
残念ながら誰にもコントロールできないもの。
心の中の感情はその人のものだからです。


下手って思われるかもしれない、

それでも私の演奏には価値がある

まずは、こんな風に
自分の演奏を自分で認めることからはじめましょう。

失敗したら嫌われるかも・・
という思いは、妄想です!
まだ起こっていないことを恐れているんだと
自分に言い聞かせてあげてください。

「なにも言われてないのに、
もう怖がってる!笑 

わたし、ウケる!」

と笑い飛ばすのもおすすめです。

2 高感度の情報キャッチセンサーをオフにしよう

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音楽をしている方は


繊細で超高感度な
情報キャッチセンサー

を持っている方が多いです。

それを上手くコントロールすることも
落ち着いて演奏する方法の一つになります。

HSPさんについては、
こんな記事も書いてますのでよろしければご覧くださいね!

繊細であるということは病気ではなくて個性。
鈍感な人よりも人の視線を感じやすいことはもうしょうがないんです。

しかし諦めることはありません。


自分の中に「鈍感モード」を搭載して、
それを支えるようになればOK!


一番おすすめな方法は
スイッチを思い浮かべて、
それをパチンと切るイメージをする方法。

このスイッチは、
あなたの超高感度センサーのスイッチです。

それをあえてOFFにすると心の中でイメージすると、
意外と簡単に気持ちが落ち着きを取り戻せます。

スイッチがOFFになるときの
「パチン!」
という音までリアルに想像してみるといいですよ!

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3 脳内を静かにさせよう

落ち着いて演奏できない時の特徴として、

頭の中の声がうるさすぎて
演奏に集中できない 

というものがあります。
あなたも経験があるのではないでしょうか。

「ここは音を外さないように!」
「テンポキープして!」
「次のところうまくいくかな・・」

など。

これを克服するには、


普段の練習から
「何も考えずに演奏する」
ということをやっておく必要があります。

常に頭で何かを考えながら演奏すると、
良い演奏になるはずだ!と信じているとしたら
一度それを疑ってみましょう。

あれこれ指示しなくても、
自分の演奏はうまくいく

そう信じながら


空中に自分の音を漂わせるつもりで
演奏してみてください。

普段から瞑想やマインドフルネスをするのも
おすすめです。

演奏中に人目が気になる時は軸を自分に戻そう!

人前でガタガタになるのは、
音楽をするときの心の軸が自分から他人へ移動するから。


自分軸ではなく、
他人軸になっているからです。

こんな風に演奏したい!
自由に演奏してもいいんだ!

という心の軸は
いつも自分の中に保つようにしましょう。

どう演奏するか、
何を演奏するか、
自分の行動は全部自分で決めていいんです。

\私のあがり症克服ストーリーはこちら/

演奏中に人目が気になっても大丈夫


人前でいつもボロボロになるからといって、
あなたは音楽家として不合格ということではありません。

向いてないのかな・・
やめちゃおうかな・・


そんな気分になることは、とてもよくわかります。
でも、向いてないわけじゃないし
やめなくてもいいんです。



何も条件をつけなくても、
あなたはいつだって
音楽を自由に奏でる資格があります。

今日お伝えしたことをひとつずつでも取り入れていけば、
ゆっくりですが必ず変わっていきます。



音楽が大好きな自分のことを見捨てずに、
うまくいかない時の自分にも

優しくしてくださいね!

(おまけ)魔法の言葉「ダメな自分が愛されてる」


私たちは小さい頃から

「うまくできること」が良い

という教育を受けてきました。

うまくできると褒められ、
うまくできないともっと頑張れ!と言われたり、
注意されたり。

そんな中で育ち大人になると、
一つでもダメな自分を感じると、
自分が欠陥品のように感じることがあります。

しかしそれは勘違い。


ありのままの自分
=素晴らしい自分+ ダメな自分

なんです。

完璧な人間って、実はどこにもいません。
いるような感じがしますが、
いないんです。

もし、ダメな自分を見せるのが怖かったり、
完璧を目指しすぎて気持ちがつらくなったら

「ダメな自分、
こんな私がもうすでに愛されてるんだ」

と思い出してみてくださいね。


ぜひ

「ダメな自分が愛されてる」


と何度もつぶやいてみてください!

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