今できて今後のためになること
コロナの影響で色んなコンサートが中止になっていますね。
SNSでは「中止になりました」というお知らせでいっぱいです。
フリーランスの音楽家の皆さんは、収入面でも本当に大変ですよね。(私も・・)
ほんと、死活問題。
この先不景気になることを考えると、
コンサートの企画をするのもなんだか気が重くなります。
私も楽しみにしていた企業からの依頼演奏がなくなり、
ショッんボリしているところです。
でも!これからも音楽の仕事を続けて
音楽のある人生を送るために
時間がある今、今後につながることをしておきたいもの。
今日は仕事がキャンセルになり不安になっている音楽家さんに向けて
今できて今後のためになること
をカウンセラー目線でお伝えしようと思います。
心の中を平和にしよう
こういう時に大事なのは、いかに自分の心の中を平和にするか です。
焦ってやったことは、また焦りと不安を生みます。
何をすれば自分の心が落ち着くのか、は知っておいた方がいいですので
この機会に自分の気持ちが安らぐこと・自分の気持ちが上向くものを
30個以上書き出してみてください。
できれば具体的に!
お金をかけずにできることもあるはずです^^
もちろん、音楽関係なくてOK。
例 ・スタバでラテトールサイズとスコーンを買って、持ち帰って食べる
・〇〇の映画の〇〇のシーンを見て泣く
・〇〇ちゃんにLINEしてアホな話をする
・ ぬいぐるみに触る
・アニメを見る
・昔好きだった歌を歌って見る
など
そしてそれを毎日淡々とやりましょう。
こんな時は、誰でも心がざわざわすると思います。
日本中がこんなに騒いでるんですから、当然のこと。
自分なりに
心の安全を保って過ごしてみてくださいね
情報との距離感を考えよう
過剰に不安にならないためにも
情報との距離感はどのくらいが心地よいか考えてみてください。
何かしていた方が不安がまぎれるので、ついついSNSを見ちゃったりしますが
その「ついつい」がまた心の平和を乱すことになる可能性が高いんです。
特に今のような時期は、SNSって楽しい話題は少ないですから。
(私もついつい見て不安になっちゃう人です)
わざわざ不安になるようなニュースなどを見て
自ら「不安」を掴みにいくのはやめてくださいね。
災害の時などもそうですが、
情報が溢れているときは神経がとても疲れます。
音楽をしている方はもともと気持ちが繊細な方が多いので
ざわざわしている周囲の「雰囲気」や「〇〇らしいよ・・・」という噂、
人が不安がっている様子を見るだけでも疲れてしまうことも。
自分自身に集中して落ち着きましょう^^
パターン崩しをしてみる
仕事がなくなって、時間ができた今の時期にやって欲しいことがあります。
それは、パターン崩し 。
何かと言うと、今まで「それはありえない!」と思うことをやってみるということです。
コンサートがキャンセルになったから動画配信を始めた
という方を多く見かけますが、これはとてもいいパターン崩しだな〜と思います。
配信を始めた方の中には、こんな事態になるまで
「えーー。動画ってちょっとな〜・・音楽は生に限るし」
と思っていた という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「それはありえない!」をやっていくと何がいいかというと、
自分の中で<禁止>していたことにOKを出すので、
「なーんだ、これやってみいいんだ!」と価値観の枠が一気に広がるんです。
価値観の枠が広がると、面白いことに演奏も変わります。
自分の思考の癖は演奏にも大きな影響を与えているからです。
いつも演奏が同じようになってしまうことで悩んでいる方は、
パターン崩しって本当におすすめなんです。
(私もちょこちょこやっています)
音楽家の皆さんだったら・・
・動画配信をやってみる
・ホームページを作ってみる
・いつもと違う場所で練習してみる
・いつもはやらない練習パターンを取り入れてみる
・ありえない!と思っている音楽表現をしてみる
など。
これは、「いやー!それはありえない。無理」と思っていることほど効果があります。
<パターン崩し>ってなかなか自分ではやろうと思う人は少ないですが、
行動から自分の「あり方」を変えていけるものなので、
頭の中で考えているだけよりもすぐに変われます。
大丈夫!なんとかなる!
今の時期、不安になることは簡単です。
誰でも秒で不安になれる そんな雰囲気ですもんね。
よく言われることですが、「笑う」こともとってもおすすめ。
「仕事がキャンセルになって笑えるかーーー!!」
と思いますよね・・。お気持ちよくわかります。
でも、ここはあえて
「あーー仕事なくなったーーー。
やばーい 手帳真っ白!
はは〜。どーしよーー笑」
と自分を笑ってみませんか?
笑うと心も体もゆるみます。
これから何をどうするか考えるのは、一旦ゆるんでからでも遅くありません。
複雑な気持ちが色々と湧いてくると思いますが、
こまめにやっていただきたいことは
<気持ちをちゃんと発散する>ということ。
「コロナのバカーーーー!!
いっぱい練習してたのにーーーー!!
1年かけて準備したのにーーー!!
日程抑えてたのにギャラ1円も入ってこないなんてひどいーーー!!」
などなど、
できればちゃんと声に出して発散しましょう。
なんでもいいんです。出てくる言葉は。
そして、
「どうせ大丈夫!」という心の前提を持って過ごす
ことがとても大事です。
またのびのびとやりたい音楽をやれる時がきます!
今はしんどいですが、必ず「大丈夫」になる時が待ってますから
大丈夫大丈夫。
<プロフィール>野元麻美(のもとまみ)
私自身があがり症で20年以上苦しんだ経験からカウンセリングを勉強し、
「音楽家専門カウンセラー」として活動中。
オンライン個別カウンセリングやメンタルセミナー、
出張講座などを行っている。
「音楽のことをわかってくれるカウンセラーは貴重!」と
リピーターさんも多い。
・自分の演奏に自信がない
・演奏中人の目が気になって仕方ない
・音楽が大好きなはずなのに演奏するのがなぜか辛い
そんな音楽家の皆さんが、
プロ・アマチュア問わず全国からお申し込みをいただいている