こんにちは!音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者野元麻美です。今日は演奏のスランプから早く抜け出す方法をご紹介します。

スランプは誰にでもやってくる

音楽を真剣にやっていると調子が悪い時期というのは必ずやってきます。あなたもすでに経験されたことがあるかもしれませんね。(私ももちろんあります!)スランプの時って
『前のように思った通りに演奏できない・・』『練習をいくらしても何だか全然前に進めない感じがする・・』
『周りから取り残されているような気がする・・』

そんな気持ちになります。とても気持ちが悪いですし、焦りますよね。大事な本番前にそうなってしまうともう・・・本当に嫌ですね。

練習量を雑に増やすのはNG

スランプになったら、少しでも早く抜け出したいもの。どうすれば良いかというと、スランプに気づいたらまずは落ち着きましょう。やみくもに練習量を増やして自力でなんとかしようとするのはちょっと危険!自分の頭の中にある方法だけで解決しようとすると、細い糸が絡まったような状態になってスランプが長引いてしまうことがあります。「こんなふうに演奏したい」という気持ちに濃い霧がかかってしまって、しまいには「私って音楽向いてないのかな。やめようかな。」という気持ちすら浮かんでくることもあるかもしれません。(この状態でメンタルレッスンにきてくださる方は多いです)

自分を責めないで他力に頼ろう

スランプの時って、前が見えなくなってしまっているだけでその状態が全てではありません。あなたが音楽に向いていないわけでも、あなたが悪いわけでもありません。スランプ中はどんどん他力(人の力)を借りましょう。自分の頭で考えることを減らしてみてください。簡単にいうと人を頼るということです。私は長い間これができずに、しんどい時期を過ごしてきました。こんなに頑張っているのにスランプになるなんて自分ておかしい・・そんなことすら考えてたんです。これでは、スランプは長続きするはずですね。苦笑

周りの人に話してみよう

人に話すと、調子が悪いという状況を問題視しすぎて大きな悩みに発展するのを防ぐことができます。変な遠慮はせず「今スランプなんだよね」「なんかうまくいかないんだ〜」と、周りの人に話を聞いてもらってください。とにかく今の気持ちを言葉にして体の外に出しましょう。

自分のペースで少しずつ調子を戻そう

周りの人からのアドバイスを取り入れてみることはもちろんいいのですが真面目すぎる人は「せっかくアドバイスしてくれたんだから、やらなきゃ!」と思いがち。アドバイスをもらっても相手の言った通りに100パーセントできるようにならなくてもいいんです。

大事なことは「人に話す」ということをすることで気持ちを体の外に出すこと。自分の気持ちを人に聞いてもらうことは何も悪いことじゃありません。スランプ中は、頭の中は「焦り」でいっぱいになっちゃいますから、少しでも冷静な周りの人に話すとヒートアップしている頭の中が落ち着きを取り戻します。誰かに「鏡」になってもらうことで、思考の整理整頓ができるんです。(周りに話を聞いてくれる人がいないよ〜という方は私にぜひ聞かせてくださいね!)

「思考の整理整頓」これが一番大事な部分。人の心には自分一人ではどうしても見えない部分があります。自分の後頭部を自分の目で見れないのと同じ。誰かに鏡になってもらって「なるほど。自分はそういう状況なんだな」と知ることで、冷静に物事を見ることができるようになって前に進めます。心に少しだけ余裕が生まれるんです。

弱いところを見せても大丈夫

いろんなことを自分の力で解決して乗り越えてきた方は、誰かに相談する ということはとても勇気のいることだと思います。私はそうでした。「私のこんな悩みを話して、相手の時間を奪ってもいいのかな忙しいのに何だか申し訳ないな・・」そんな気分になって、なかなか人に悩みを言えなかったんです。また何だか恥ずかしくて、悔しい・・一人でこっそりと解決したい人に知られたくないそう思うかもしれません。そんな気持ちになることは自然なことですが、自分の豊かな音楽人生のために一瞬だけ勇気を出してみてください。

弱いところを見せても大丈夫。
あなたを助けたいと思っている人が周りにたくさんいます。

あなたなら大丈夫!必要な方に届きますように。


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野元麻美
Mami Nomoto

音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者

あるできごとをきっかけに心理カウンセリングを受け、効果を実感したことから、心理カウンセラーとしての専門知識を習得。

2017年より「悩んでいる人をひとりにしない」をコンセプトに、音楽家専門の心理カウンセラーとして活動している。カウンセリング手法は、“心屋リセットカウンセリング”。一人ひとりに寄り添い、お悩みや困りごとの根本原因を見つけて積極的に解消に導いている。

「自分の演奏に自信がもてない」「演奏中に人の目が気になって集中できない」「音楽が大好きなはずなのに、演奏するがつらい」など、全国の悩める音楽家のみなさまより心理カウンセリングのお申し込みをいただいている。

オンライングループレッスンtuttiでのあだ名は、「マミー」。

経歴
History

  • 幼少期からピアノ、打楽器、バイオリンなど複数の楽器演奏を習う。
  • 中学から吹奏楽部に入部。高校は吹奏楽部強豪校で全国大会へ出場。
  • 平成音楽大学にて特待生として打楽器演奏を学ぶ。
  • 音楽療法士第一種取得。
  • 大学在学中から演奏活動を開始。これまで幼稚園や小中学校、百貨店、病院、野外イベントなどで1000回以上、演奏を披露している。
  • 高校や大学の音楽家にて、打楽器奏法と室内楽の授業を担当。
  • 心屋塾のカウンセリングスクール(マスターコース)を経て、心屋認定カウンセラーとして活動している。
  • 音楽家のためのオンライングループレッスン「tutti」主宰。
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