こんにちは!
音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者の野元麻美です。
音楽家は繊細な方がいい!
先日、「繊細さん」という本を読みました。
今、とても売れているそうです。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)とは、
生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味。
人の気持ちを敏感にキャッチして疲れてしまったり、いろんな刺激に敏感だったりします。
この本ではHSPという特徴を持った人のことを「繊細さん」と呼んでいました。
本の中のチェックリストをしたところ、私もバッチリ「繊細さん」に当てはまりました。笑
ネット上で診断チェックもしてみたところ、強度HSPという診断でした。
やっぱりね、という感じです。笑
昔から自分でも
「なんでこんなに些細なことで気持ちが大きく動くんだろう」
「健康なのに、なんでこんなに疲れやすいんだろう。」
と不思議に思っていましたので、本を読んでみてとても納得。
2017年から音楽家さんの心理カウンセリングを始めて感じたことは、
音楽家さんはHSP気質を持っている方が多い
ということ。
その多さには驚きました!
私のメンタルレッスンをオンラインで受けてくださる方の、
9割以上は繊細さんです。
HSPで繊細な気質持っているとそもそも緊張しやすいこともあり、あがり症にもつながることもあります。
HSP気質を持っているということは、病気ではありませんが、
敏感な気質を持っているのか自分を知ることで、あなたらしい音楽を奏でるヒントになりますよ!
「繊細すぎて傷つきやすい音楽家」は実は多い
私の演奏メンタルレッスンをオンラインで受けてくださる音楽家さんの中には
「繊細すぎて傷つきやすい自分に悩んでいる」
という方が多くいらっしゃいます。
例えば、楽団の合奏中に隣の人がため息をついたら
私が下手だから?!
私の音程が悪かった?
テンポ遅れてたかな?
と気になりはじめ、合奏が終わるまでずっと頭の中はフル回転。
ずっと緊張しっぱなしで、終わるとぐったり疲れてしまう・・・。
あなたには心当たりはありませんか?
HSP気質の音楽家さんは、人の気持ちにも敏感なので気疲れしてしまうことが多いようです。
ソ周りと比べられる場面も多い「音大」や「音高」にいる学生さんは、なかなか大変だろうと思います。心が落ち着く間がないですね。
では、繊細な音楽家さんが幸せに思い通りの音楽生活を送るにはどうすれば良いのでしょうか。
繊細な音楽家さんは「体と心を休める」
必ずやっていただきたいことは
「体と心を休めることをスケジューリングする」
ということ。
なーんだ、普通のことじゃん と思われるかもしれませんが、
繊細な音楽家さんにはこれを丁寧にたっぷりやって欲しいのです。
「体と心を意識して休めること」も上達するための練習の一つだと思ってみてください。
繊細な方は疲れ度合いが人よりも大きいので、
すぐ疲れてもいい
周りの人と同じように練習できなくてもいい
長時間演奏できなくてもいい
と、自分を許してあげてほしいんです。
傷つきやすい自分に気づいているとしたら
「もっとメンタルが強くなりたい!」
「どんなことがあっても動じないようになりたい」
と願うと思います。(私もそうでした)
「繊細すぎる自分」
「感受性が高すぎて振り回される自分」
を感じずに音楽をやっていきたいと思いますよね。
しかし、それを目指すのは残念ながら逆効果。
弱い自分、できない自分、繊細な自分を切り捨てて生きることはできません。
自分の中からそれらを排除しようとすればするほど、その部分が気になり、悩むことにつながってしまうからです。
「心と体を休ませる日」をあらかじめ予定に入れておくことで、繊細な音楽家さんも自分らしい音楽活動ができるようになります。
音楽家さんは繊細さを演奏に活かせる
楽器の演奏活動もしている私の個人的な意見ですが、
HSPの人は繊細さを演奏に活かすことができると思います。
人が気づかないことにも「気がついてしまう」という才能のおかげで、
微妙な音楽の「揺れ」や「間」を
他の人よりも自然にキャッチできるからです。
この能力があるのって、
音楽をする人間にとって本当にラッキー!
そして、
人が考えていること思っていることに対して敏感に気づくことができる能力は、
特にアンサンブルする時にとても有利になりますよね。
私自身、自分にHSPの気質があってよかったなと感じています。
そのままの自分で前に進もう
HSPの音楽家さんがやりたいことを堂々とやれるようになるには、
自分の気質や性格を認めて受け入れてあげることが大事。
自分で自分を認めるってよく聞く言葉ですが、なかなか難しいですよね。
すぐにできなくても、少しずつ自分と向き合うことで、未来は必ず明るくなり、もっと演奏が楽しくなりますよ!
20年以上あがり症で、HSP気質な自分が大嫌いだった私も、
心理カウンセラーさんの力を借りて、演奏を満喫できるようになりました。
あなたも大丈夫!
繊細な自分のままで自信を持って、
どんどんやりたいことをやっていきましょう!
感受性が高くで人の気持ちを受け取ってしまう
共感しすぎて疲れてしまう
レッスンの先生の機嫌が悪いと萎縮する
色んなことに敏感に反応して疲れる
など、繊細な気質と上手く付き合って快適に音楽をしたい方は、
ぜひ無料相談へお申し込みください♪
対策方法をお伝えします!
\合わせて読みたい/