周りの人と比べて私は下手・・

こんにちは。音楽家専門心理カウンセラー・マリンバ奏者野元麻美です。あなたは人と自分の演奏を比べて「あんな風になれたらいいのに・・」「私の演奏はダメだな〜」「私って本当に下手だな」と落ち込んでしまうことはありませんか?音楽をしていると、コンクールや試験などで人と競争をする場面も出てきます。劣等感を感じながら音楽を続けている方も多いのではないでしょうか。

人と比べるということは人間誰でもすることですし、「比較する」ということ自体は何にも悪くありません。いつの間にか人と比べてしまうというのも、しょうがないこと。しかし、比べてひどく落ち込んでしまうと、自分の演奏にも悪影響が出てしまいますよね。もしあなたがそうだとしても、大丈夫!【思考のくせ】を手放して新しいものに変えれば劣等感を薄めることは必ずできます。

強くなろうとするのをやめる

これはどういうことかというと「劣等感があってもいいや!」と一度自分を受け入れるということです。私は以前、人と比べてすぐに落ち込む自分のことがとても嫌でした。「こんなの私じゃない!」と見て見ぬふりをしようとしていたんです。(誰だって、落ち込みやすい自分なんて直視したくないですよね・・。)そして、劣等感を感じないようにするには強くならなきゃ!と思っていました。しかし、いつまで経ってもなくならない劣等感・・カウンセラーになった今ならわかるのですが、当時の私は弱い自分を切り捨てて強くなろうとしていましたので、【弱い自分】というのは際立っていたんです。「劣等感ドロドロの私のままで、好きな音楽をやろう!」そう腹をくくることで、少しずつ劣等感が薄くなります。

 

演奏する時「鎧」を着るのはやめよう

私自身が、長年抱えてた「劣等感」をどうやって薄めたかというと、一番大きかったのはカウンセリング(心の仕組み)を学んで自分と人に使うことで人前で演奏する時に身につけていた「鎧」を脱げたことです。本当に楽になりました。「鎧」って何かというと、できるの人のふり、平気なふりです。鎧を着ているということは、本当の自分じゃない姿ということ。

「できる人」
「バカにされないようにちゃんとした人」
「うまいと思ってもらえる人」

として、舞台に立つのではなく、自信がないままで、丸腰の自分で舞台に立つ。自分自身に演奏の場を与えてあげるということがとても効果があります。

過去のトラウマがあっても大丈夫

カウンセリングしていると「昔本番で失敗したトラウマがあって演奏する場所から遠ざかっています」という方がよくいらっしゃいます。失敗した時のなんとも言えない空気感。嫌ですよね。よくわかります・・・。(苦笑)思い出すだけで嫌ですよね。それを乗り越えたいと思った時になぜか多くの人がソロで失敗したから、もう一度ソロで成功しなきゃ!と思っているようです。それってとてもとてもプレッシャーのかかること。

それより先にぜひやっていただきたいことは「音楽を人前で演奏したら楽しいな!」というワクワク感を心に戻すことです。少しずつですが、必ず楽しさは戻ってきます。もし1人で悩んでいるのなら、ぜひ無料相談でお話聞かせてくださいね!