初心者マークの自分をどうするか

 

昨年、とあるオーディションを受けました。

 

そのオーディションに合格すると

今後演奏のお仕事を紹介してもらえるというものです。

 

私が「オーディション」と名のつくものを受けるのは

高校2年生の時以来・・。

 

カウンセリングを受けて、学んで

自由な演奏ができるようになったとはいえ、

 

のびのびと自分らしく演奏することに関しては

私はまだまだ初心者マーク。

 

 

長い間「自分迷子状態」で音楽をしてきた私にとって

残念ながら

オーディションやコンクール、なんでもこい!

という気持ちにはなれないんです。

 

 

「これまでと何かを変えないと、

また昔のように失敗してトラウマになっちゃうかも!」

 

そう思った私は、このオーディションを受けるにあたり

作戦を考えました。

 

それは何かというと

「リラックスするのを一旦完全に諦める」作戦。

 

 

どう頑張っても手に入らなかった「リラックス」

 

今までは

リラックスした状況でないと

自分の演奏は良くない(なんかダサい)

 

良くない状況を私のベストだと思われるのは嫌!

 

そんな気持ちがありました。

 

しかし、

何年も「リラックス」を目指して頑張りましたが

どうしても私には無理だったんです。笑

 

なので、

一旦「リラックス」を完全に諦めました。

 

その代わりに

緊張した状態でどれだけやりたい音楽ができるか

を徹底的に考えリハーサルしたんです。

 

ダサ見えてもいい!

オーディションに受ければいいんだから!

とにかく自分に今できることをやってみよう

 

そんな気持ちで練習の内容を根本的に見直し、

私なりに新しい「やり方」で本番に臨んだところ、

当日は、予想以上に新鮮な演奏体験を得ることができました。

 

 

 

 

結果、

オーディションに無事合格。

 

受かったことはもちろん嬉しかったですが

それよりももっと嬉しかったのは、

緊張しながらも

ほぼ満足のいく演奏ができたこと。

 

そして、もう一つ嬉しかったのは

緊張している自分が嫌じゃなかったこと。

 

本当〜〜に嬉しかったです。

 

今回、今までと全く逆の発想で曲を仕上げてみたわけですが、

練習中に特に意識したのは

「自分に対して新しい刷り込みをすること」

でした。

 

 

どうやればもっと体に力が入るかな?

 

私は緊張すると上半身に力が入るタイプなので

練習中でもその状況の中で演奏できるように

何回かインスタでライブ配信をしたり

グループLINEで友達に演奏を聞いてもらったりしました。

 

人の視線

自分以外の他のだれか

 

を感じる状況を作り

「この状態の場合は、こんな風に乗り越えよう」

と冷静に考える。(要は自分をたくさんビビらせる)

 

それを繰り返すことで、

緊張して何かが起こっても、私はなんとかなるんだ

という刷り込みをしてみました。

 

この作戦がうまくいかなくて

オーディション不合格だったとしても

失敗例として生徒さんやカウンセリングを受けてくださる方に

シェアできる!

その気持ちが励みになりました。

 

 

 

その作戦が功を奏し、

本番で体が緊張して固くなっていても

ちゃんと演奏の中でやりたいことができたわけです。

(予想していたよりもはるかに良かったです。)

 

 

リラックスよりも先に喜び体験

 

もちろん、

リラックスしている時の方が楽器の音はいいです。

響きが全然違います。

 

力が入っていると、

動きづらくてしんどい部分もありますので、

将来的にはいつか

リラックスを感じられる本番がくればいいな〜

と思っています。笑

 

でも

 

私のように「あがり」が怖くて

体に緊張状態が染み付いている人に必要なのは、

 

全てを100点満点で演奏するよりも

「やりたい演奏をできた!嬉しい!楽しい!」

という

 

喜び体験

 

だと思うんです。

 

もしあなたもあがり症で悩んでいるとしたら、

あなたがあがり症を克服したいのは

きっと

思うように演奏をして楽しさを味わいたいから

ですよね?^^

 

自分を悩ませるあがり症を戦うために

あがり症に勝つために

克服したいんじゃないはず。

 

 

あがり症って、

今日何かをして明日から全く緊張しなくなる

なんてことはありませんが、

 

自分を認めて受け入れながら(ここ大事)

コツコツ育てていけば

確実に、少しずつ軽くなります。

 

私にできたんですから、

きっと誰にでもできるはずです。笑

もちろん、あなたにも。

 

何か参考になれば幸いです。

読んでくださってありがとうございました!

 

 

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