目次
- 1
- 2
- 3 「うまくいってない感」をいつも感じていた原因
私は楽器を演奏し始めて30年以上になります。
音楽高校→音楽大学と進学し、
卒業後は本当にありがたいことに
音楽の仕事に就くことができました。
収入を得るためのアルバイトもしながらでしたが、
卒業してすぐに音楽の仕事に就くことができた私に
「エリートコースだね」
と言ってくれた友人もいました。
周りからはとても順調に行っているように
見えたんだと思います。
(決してエリートコースではありませんが。笑)
でも実は、
そのころの私の心の中は
いつも「うまくいかないな〜」という
ふんわりとした自己否定と不安
が漂っていたんです。
今回はその頃の私がしていた、
演奏には全く必要のない「恐ろしい勘違い」
のお話をしたいと思います。
「うまくいってない感」をいつも感じていた原因
以前の私は、練習中上手くいかないことがあると「もー!こんなこともできないの!?」と自分を責めるのが普通。
いつもなんとなくイライラしながら楽器に向かっていたように思います。
実は、このふんわりとした私の「うまくいってない感」の原因は、私のある考え方に原因がありました。それは、
自分を追い込むこと(責めること)が練習を頑張ることだ と本気で思っていたこと。
文字にしてみると、怖いですね。笑
もう、スポ根の世界です・・・。
当時の私の頭の中は「巨人の星」状態だったわけです。
腱鞘炎になっても、体が疲れていても、休まずにストイックに楽器に向かう。
そんなやり方を続けていたのでは、うまくいくはずもありません。(途中でエネルギー切れを起こしますからね・・)
なんと恐ろしい勘違いでしょうか・・。
自分を自分で責める って本当にエネルギーを消費しますしやる気がどんどん無くなります。
自分を責めながら練習する
↓
無駄に何回も繰り返し練習をする
↓
集中力が切れる
↓
集中力が切れてミスする自分をまた責める
↓
心も体も疲れる
↓
まだ少ししか練習してないからもっとやらなきゃ!とさらに追い込む
↓
なんだかモヤモヤ~とした気分で練習を終わる
↓
不安だけが残る・・・
↓
(次の日の練習へ)
これが私のいつもの練習パターンでした。これで音楽が嫌にならないはずがないですよね。笑
今は純粋に「どんな風に演奏しようかな」「どんな音が出せるかな」など、私はこうしたい! を考えることにエネルギーを使えるようになったので一回の練習での上達具合が本当に違います。
なぜ過去の私が 自分を責めるのが普通 になっていたかというと「自分は責められるべき存在だ」と無意識に思っていたからです。(ここも壮大な勘違いです)
ここの部分の根っこは 幼少期の母親との関係 が大きく影響していました。(ご自身の「根っこ」が知りたい方は、個別にご相談ください)
しかも、なんと。カウンセリングを受けるまでは、自分が自分を責めていることに全く気づいていなかったんです。
あなたは、練習中にどよーーーーんとした気分になることはありませんか?それを引きずってしまいませんか?
もしそういうことが多いのであれば無意識に「自分責めスイッチがON」になっている可能性が高いです。
・・・・・・と、
こんな風にお伝えすると「自分責めをしながら音楽をしている自分ってダメですね・・」と二重に責めることになる方がいますがそれはやめてくださいね。笑
練習中は(そうでないときも是非)自分責めスイッチOFFにしてくださいね。
あなたは、そこにいるだけで愛されてる存在です。
大丈夫大丈夫。あなたなら大丈夫。
\大好評無料メルマガ/
「音楽家のためのメンタル教室」
好評配信中!
「演奏に悪影響?!恐ろしい勘違いとは・・」へのコメント
コメントはありません